空調服とは何か?
空調服というのは両脇に小さい扇風機をセットしてそこから送風し体を冷やす服です。
空調服は扇風機をセットできる穴のついた服、扇風機、バッテリーの3点から成っています。
色んなメーカーから販売されていて、全部セットでAmazonや楽天などで5000円〜2万円程度で購入できます。
アイスベストとは何か?
アイスベストとはポケット付きベストに保冷剤をセットして体を冷やすベストです。
脇や背中など冷やすと体温が下がる部位に保冷剤が当たるようになっています。
事前準備として保冷剤を冷凍庫で凍らせておく必要があります。
ベストと保冷剤込みのセットがAmazonや楽天などで3000円〜4000円程度で購入できます。
夏場の農作業をしていて、あまりにも暑かったので上記2つを導入してみました。
使ってみての感想
空調服を使ってみての感想
私が買ったのはバートルというメーカーの空調服(18000円)です。
風速が4段階になっていて、最大だと1時間しか持ちませんが、その下の3段目では8時間持つそうです。
3段目の風速でも十分風が通って涼しいです。(下は空調服の表と裏面)
また首筋に保冷剤を入れるポケットがあり、そこから風が抜けるとかなり体を冷やせていると思います。
空調服には半袖タイプと長袖タイプがあります。
半袖タイプを購入しましたが、作業をしていても別段邪魔にはなりませんし、冷却効果もあります。
バートルの空調服は2万円ですが5000円のものでも大丈夫だと思います。
アイスベスト使ってみての感想
アイトスというメーカーのアイスベストを購入しました(3000円)。
こちらは4つポイントが付いており、両脇と背中2つに保冷剤を入れておけます。
(下は保冷剤を入れたアイスベストの画像)
保冷剤が体に触れて直接冷やすのでかなり冷却効果は高いです(シャツなどで密着の程度を加減できます)。
しかしあまりにも暑いと解けるのが早いので、効果が持つのは1〜2時間程度でしょうか。
長時間の作業をしたいなら、保冷剤を追加で購入しておき、入れ替えるということもできると思います。
空調服とアイスベストの効果、効能の検証
アイスベストを着た上から空調服を着て送風することでかなり涼しくなります。
そのため暑い中で、農作業を連続でし続けることができるようになりました。
また、体が冷えるので熱中症の危険性も減りました。
効果について、数字に起こして計算してみます。
作業時間を増やし収入を増やす観点
仮に、空調服とアイスベストで夏場に1日2時間作業時間が増えるとして、
夏場の作業日数が30日あるとしたら、作業時間は60時間になります。
農作業をされる方の所得を計算し、時給が3000円だとすると、
収入が単純計算で18万円増えることになります。
※ただし、それは増えた時間で売上に繋がる作物の栽培をしていた場合であって、
清掃など直接収入に繋がらないことをしていれば収入は伸びません。
暑すぎて過酷な作業時間を減らす観点
またはそれとは別に、「暑すぎて過酷な作業時間を減らす」という考えをするなら、
1日2時間暑い時間が減るとすると、30日で60時間の暑すぎる時間が無くなるということになります。
仮に空調服が5000円、アイスベストが3000円とすると合計8000円。
空調服もアイスベストも翌年も使えるので、
仮に5年で壊れるとしたら1年当たりわずか1800円で
60時間の高温作業時間が減らせるということになります。
熱中症対策の観点
負荷を減らすという意味では、熱中症対策の効果も見逃せないと思います。
毎年、熱中症で亡くなったり体調を崩す方が出ています。
私も、農作業中の熱中症での死亡事故を身近で何件か聞いたことがあります。
せっかく暑い中、頑張って仕事をしていたのに熱中症で倒れてしまったしたら、家族も心配ですし、ご自身も休養に時間がかかってしまい、元も子もないと思います。
もちろん過信は禁物ですが不慮の事故を防ぐという意味でも、
熱中症対策に空調服やアイスベストは有効だと思います。
空調服とアイスベストの効果検証 まとめ
- 空調服、アイスベストともに体を冷やす効果はある
- 作業時間を増やしたりキツイ作業時間を減らすことができる
- 熱中症対策にもなる
- 導入費用と効果が得られる時間を計算して、導入するか考える
私の感想としては、冷却効果があり費用もそこまででは無いので費用対効果が高いので購入して良かったと思います。
近年、猛暑日が続いています。
地球温暖化がすぐに解決するとは考えられず、
夏場の暑さは横ばいか上がっていくと思われるので、
導入を検討する価値はあるのではないでしょうか?
猛暑日に負けず頑張っていきましょう。
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